メンタル

自殺で残された者が想うこと

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こんにちは、みやこす(@miyacos6)です。

こんなところに書く事ではないかもしれないけど、

せっかく自分の気持ちを文字にできる場所ができたので、

自分の感情の整理のためにも書いておきたいと思います。

 

自己紹介記事にも書きましたが、僕は末っ子であり、長姉、次姉がおります。

正確にはおりました。

次姉は自殺しております。

 

今から10年近く前、春先のことでした。

長女からの電話

これも自己紹介記事に書いたことですが、僕は精神的に病んで仕事を休職していた時期がありました。

そんな春先の昼間、長姉から電話がかかってきました。

 

「珍しいな?」

と思い電話に出ると、長姉はこう言いました。

「次姉が死んじゃった」

と。

 

それを聞いた時、僕は意外と冷静で、

「ああ、そうか」

と思いました。

 

僕は次姉とそこまで仲が良くないというのもありましたが、

それ以上に次姉は僕よりも重度のうつ病で、

「死にたい」

とよく口にしていましたし、

実際に自殺未遂も何度かあったようです。

 

僕自身もそんな精神状態だったので、死にたいと思うこともありましたから、

次姉の気持ちも理解できました。

 

とにかく、僕は妻と一緒に病院へ向かうことにしました。

病院にて

霊安室に向かう途中で、次姉の旦那さんと合流。

次姉は結婚しており、旦那さんと娘がおりました。

次姉のお腹の中には赤ちゃんもいました。

 

霊安室に入ると、両親と長姉、それと横たわった次姉がおりました。

話を聞くと、1人で自宅にいる時に首を吊ったらしく、それを帰宅した母親が発見したとのことでした。

 

霊安室で重苦しい雰囲気で、

みんな俯いていたように記憶しています。

 

葬儀場に向かう準備が整った時、長姉が僕に言いました。

「家に行って縄を片付けてきて」

「両親がその縄を見たらまたショックを受けてしまうから」

と。

たしかにそうだ。

 

実家に戻り次姉が首を吊った部屋に入る。

普段とさほど変わらないその部屋の中に、1つだけ異質なもの。

首を吊ったであろう白い縄がぶら下がっていました。

 

その部屋には屋根裏部屋があり、吹き抜けのようになっていましたが、

縄はその屋根裏部屋の柱からぶら下がっていました。

 

僕は屋根裏部屋に上り、それを回収。

「こんなもので人間の命は消えてしまうんだ」

そう感じました。

葬儀

葬儀には親族、次姉の友人の他、僕の友人など、多くの方が参列してくださいました。

次姉の友人が参列する中、父親が人目もはばからず涙を流し、

大声で次姉の名を叫んでいたのが印象に残っています。

 

しかしそんな中、僕が1番強く思っていたのは

「また先を越された」

だったように思います。

 

次姉は昔から少し荒れていて警察のお世話になったこともありました。

家に警察が来たこともあります。

 

次姉の行動で、周りの人が困るのを見てきました。

だから僕は人に迷惑を掛けずに生きようと思うようになりました。

 

次姉のしたことで両親が悲しみ涙を流すのを見てきました。

だから僕は両親の期待を裏切らないように生きるようになりました。

 

次姉の自殺で、身近な人が今までにないほど悲しむのを見ました。

だから僕は死ねなくなりました。

 

いつだってそう。あの人はなんでも僕より先にやってしまう。

 

葬儀の後、まだ涙が止まらない父親に言われました。

「お前は死ぬなよ」

と。

残された娘

次姉の旦那さんとはほとんど会う機会はなくなりましたが、娘(姪)とは今もよく会います。

姪はよく両親のところに遊びに来ており、一緒に食事にも行きます。

姪は人見知りですがとても元気に成長しています。

僕の両親とも楽しそうに話をしています。

母親(次姉)のことを口にすることは滅多にありません。

 

しかし、一度だけ、親戚の集まりの時

「ママー!」

と長姉の元に駆け寄り、抱きついたことがあります。

 

まだ小さい子供ですから、母親がいなくて寂しくないはずはありません。

寂しいながらも口に出せずにいたんでしょう。

ふとした瞬間に長姉と自分の母親の姿が重なり、気持ちが溢れてしまったのだと思います。

残された姪に何も罪はありません。

後悔

僕が精神的に病み、休職し始めた当初、ベッドから起きられずに呻いていた時のこと(当時は実家で同居しておりました)

 

珍しく次姉が僕の部屋に入ってきて声をかけました。

「病院に行って薬を飲んでれば絶対治るから。大丈夫だから」

と。

 

自身は僕よりももっと重い症状なのにも関わらず。

同じように精神的に病み、僕の苦しみを理解していた次姉が、僕を気遣ってくれたのでしょう。

 

じゃあ僕は?

次姉の苦しみを少しはわかっていたはずの僕は、

次姉のいた場所の1番近くにいたはずの僕は、

次姉に対して何故なにもできなかった?

なにもしなかった?

僕が声を掛けていれば何か変わったんじゃないのか?

次姉は僕のことを気遣ってくれたのに。

僕は自分のことしか考えていなかった。

後悔しています。

 

僕は次姉とはあまり仲が良くありませんでした。

 

きっと次姉が生きていたとしても、年に数回の親戚の集まりで顔を合わせ、

そっけない挨拶を交わす。

そんな程度の仲だったと思います。

 

でも、それでも。

次姉が自殺したあの日は、

時間を戻せるなら戻したい。

 

そんな日の1つです。

死にたいと思っている人へ

今とても辛くて、苦しくて、死にたいと思っている。

そんな時に、周りの人のことなんて考える余裕がないのは、理解しているつもりです。

 

でも、もしまだほんの少しでも余裕があるなら、

自分の周りの人の顔を思い出してみてください。

 

もしできるなら、その人をほんの少しでいいから頼ってみてください。

なにかが変わるかもしれないから。

 

あなたのことを考えてくれる誰かは、

この世界にきっといるはずです。

死など自分とは縁遠いものだと思っている人へ

あなたの周りにも、自殺を考えている人がいるかもしれません。

その人は、毎日を「普通」に過ごしたいと今も必死に頑張っています。

 

その人が出すわずかなSOSを感じ取ることは難しいかもしれません。

でももし何かのSOSを感じることができたら、ほんの少しでもいい、

声をかけてみてください。

話を聞いてみてください。

 

それで救われる命があるかもしれないから。

終わりに

ここにこれを書いたのは、僕自身が罪悪感から逃れたいからかもしれません。

罪滅ぼしのためかもしれません。

 

僕には世界を救うような力はありませんし、

世界を変えるような影響力もありません。

 

でも僕の周りにいる人を少しでも元気付けられたなら、

これを読んでくれた人の気持ちを少しでも変えられたなら、

それだけで僕の生きている意味があるのだろうと思います。

 

僕と同じ後悔を背負う人が、1人でも少なくなりますように。

そう願っています。

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みやこす

30代既婚。現役銀行員。 ブログ運営の経験なし、知識なし、スキルなし。 趣味はポケモンと筋トレと歌うこと。 こんな僕がブログで稼げるのか実践中。

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